【射水市】エイジフレンドリー補助金とは?申請の流れと地元の相談先3つ

「うちの従業員、もう60歳を超えているし、何か使える補助制度があれば確認しておきたい」——そう思いながらも、申請の手間や対象かどうかの判断が難しくて、なかなか調べるきっかけがつかめていない方は多いと思います。

射水市・新湊を拠点に地域情報を発信している『いみず富山みつけ』のヨースケです。建設会社で現場管理をしており、高年齢の職人さんと一緒に働く場面が日常的にあります。一度この補助金を職場の先輩から聞き、自分なりに窓口へ連絡してみた経験があります。

この記事では、制度の概要から対象になりやすい取り組み、射水市の事業者が実際に相談できる窓口まで、申請前に整理しておきたい確認ポイントを順番に見ていきます。

目次

エイジフレンドリー補助金とはどんな制度か

エイジフレンドリー補助金は、厚生労働省が実施している補助制度です。60歳以上の高年齢労働者が安心して働ける職場環境をつくるための取り組みを支援することを目的としています。

中小企業が対象で、設備の導入や専門家による運動指導など、複数のコースが用意されています。補助上限は最大100万円。補助率はコースによって異なります。

申請できる事業者はどんな条件か

まず押さえておきたいのは、事業者としての基本的な要件です。次の三つをすべて満たしていることが前提になります。

  • 労災保険に加入していること
  • 1年以上継続して事業を行っていること
  • 60歳以上の労働者を常時1名以上雇用していること

「役員を除く」という点は見落とされやすいところです。役員だけが60歳以上の場合は対象外になるので、対象となる労働者の範囲は先に確認しておくと動きやすいです。

申請できる四つのコースの内容

令和8年度時点では、4つのコースが設けられています。コースによって補助率と対象が異なるため、自社の状況に合うものを選ぶ必要があります。

総合対策コース

補助率4/5・上限100万円。高年齢労働者の労災防止対策を複合的に実施するコースです。

職場環境改善コース

補助率1/2・上限100万円。設備改善など職場環境の整備を中心とした取り組みが対象です。

転倒防止・腰痛予防のための運動指導コース

補助率3/4・上限100万円。全従業員が対象で、専門家による運動指導を実施するコースです。

コラボヘルスコース

全従業員が対象で、事業主と健康保険組合等が連携して健康保持増進に取り組むコースです。

運動指導コースとコラボヘルスコースは、60歳以上に限らず全従業員を対象にできます。従業員の年齢層が若めでも活用できる可能性があるコース。一度確認しておく価値があります。

対象になりやすい設備や取り組みの例

意外かもしれませんが、「大規模な設備投資が必要」というわけではありません。現場の足元の段差解消や、作業台の高さ調整なども対象になり得る取り組みです。

公式情報には次のような取り組みが例示されています。ただし対象かどうかは申請前に事務センターへ確認が必要です。

  • 身体機能の低下を補う設備・装置の導入
  • 転倒・腰痛予防のための環境整備
  • 高年齢労働者向けの安全衛生教育の実施
  • 健康状態や体力の把握のための取り組み

申請の流れを順番に確認する

申請の流れは、大まかに次の順番で進みます。各ステップに必要な書類や確認事項があるため、早めに動いておくと余裕が生まれます。

STEP
公式サイトで要領を確認する

厚生労働省のページやエイジフレンドリー補助金事務センターのサイトで、最新の交付規程と申請書様式を確認します。

STEP
コースと取り組みを絞り込む

自社の課題と照らし合わせながら、申請するコースと具体的な取り組み内容を決めます。

STEP
交付申請書を作成・郵送する

申請書は事業者本人が作成して事務センターへ郵送します。機器販売業者等による代行は認められていません。

STEP
採択後に取り組みを実施する

採択通知を受けてから取り組みを実施します。採択前の着手は補助対象外になる場合があります。

よくある勘違いと気をつけたい点

迷いやすいのが「採択前に取り組みを始めてしまう」ケースです。採択通知を受ける前に設備を購入したり工事に着手すると、補助対象外になる場合があります。

また「機器販売業者に申請を任せればいい」と思っている方もいますが、申請は事業者本人が作成して提出することが原則です。代行を断られることもあるため、注意が必要です。

採択前に着手してしまうと対象外になるので、そこだけは先に確認しておくと安心ですよ

この制度が向かない場面も知っておく

正直に言うと、すべての事業者が使いやすい制度というわけでもありません。60歳以上の労働者が在籍していない場合は、コースの大半で申請要件を満たしません。

また、過去5年以内に補助金の取消処分を受けた場合も対象外です。自社の状況と照らして、申請できる状態かを先に確認しておく必要があります。

射水市の事業者が相談できる窓口3つ

補助金の申請手続きは事務センターへの郵送が基本ですが、「そもそもうちは対象になるのか」「どのコースが合っているか」という段階の疑問は、地元の窓口で先に整理するほうが動きやすいです。

わたし自身、窓口の場所が分かりにくいと後回しにしてしまうタイプなので、それぞれの行き方も一緒に確認しておきました。

①高岡地域産業保健センター(射水市担当)

独立行政法人労働者健康安全機構が運営する「地域産業保健センター」(地さんぽ)の高岡管轄窓口です。射水市の事業者も担当エリアに含まれます。

労働者数50人未満の小規模事業場であれば、保健指導や健康相談などの産業保健サービスを無料で受けられます。利用には事前の申し込みが必要。

所在地は高岡市下関町4番56号 ソラエ高岡2階(高岡市医師会内)。TELは0766-25-7060です。ソラエ高岡の2階なので、場所は比較的見つけやすいと思います。

公式サイト:https://www.toyamas.johas.go.jp/

②高岡労働基準監督署(射水市管轄)

射水市を管轄する労働基準監督署です。職場の安全衛生に関する相談、労災保険に関する手続きを受け付けています。

エイジフレンドリー補助金そのものの申請窓口ではありませんが、申請要件の前提となる労働安全衛生法上の義務や、労災保険の加入状況などを確認する際に相談できます。

所在地は高岡市中川本町10-21 高岡法務合同庁舎2階。安全衛生担当の直通は0766-89-1331です。合同庁舎なので駐車場は事前に確認してから行くと安心です。

公式サイト:https://jsite.mhlw.go.jp/toyama-roudoukyoku/kantoku/kijun.html

③JEED富山支部(高齢・障害・求職者雇用支援機構)

高年齢者の雇用確保や職場環境整備に関する相談を受け付けている機関です。エイジフレンドリー補助金の対象要件の前提にもなる「高年齢労働者の雇用管理」について、専門的なアドバイスを無料で受けられます。

所在地は富山市牛島新町5-5 インテックビル4階。TELは076-432-0931です。富山市内になるので、射水市からは車で20分前後かかりますが、電話相談も対応しているため、仕事帰りに寄れない日は電話で先に確認するのが無難です。

公式サイト:https://www.jeed.go.jp/location/shibu/toyama/

公式情報をどこで確認するか

制度の内容は年度ごとに変わることがあります。補助率や申請期間、書類の様式も更新されるため、古い情報のまま動かないほうが安心です。

厚生労働省のサイトとエイジフレンドリー補助金事務センターのサイト(jashcon-age.or.jp)が一次情報の確認先。電話での問い合わせは平日10時から12時、13時から15時が受付時間です(土日祝休み)。年度によって受付時間が変わる場合もあるため、公式サイトでの事前確認をおすすめします。

調べながら感じたこと、今日の一歩

わたしがこの補助金を最初に調べたときも、「対象かどうかがよく分からない」という段階がいちばん時間がかかりました。コースの名前だけ見ていても判断できないので、高岡の窓口に電話して一問一答で確認したほうが、結果的に早かったなと感じています。

今日、職場に60歳以上の方がいるなら、まず労働者名簿で人数を確認してみるだけでも十分な一歩です。そこから対象要件と照らすと、申請できそうかどうかの見通しが少し立ちやすくなります。

「うちに合うコースがあるかも」と思ったら、週末にでも事務センターのサイトか、高岡地域産業保健センターのページをのぞいてみてくださいね。一歩動くだけで、気持ちが少し楽になることがあります。そうなったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「いみず富山みつけ」ヨースケ

射水市在住のヨースケです。地域情報メディア『いみず富山みつけ』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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