退職予定の社員から再雇用の相談を受けたとき、助成制度を使えるのか気になる事業者は多いと思います。ただ、雇い続ける場合と新たに採用する場合では、相談先も見方も少しずつ違います。
地域情報メディア『いみず富山みつけ』のエリア担当ライター、ヨースケです。わたしは仕事でも、あとから慌てないように、まず行き先と受付時間を見てから動くほうが合っています。
今回は、富山市の事業者が再雇用や高年齢者の採用を考えたときに相談しやすい窓口を3つ紹介します。国の助成金、市の奨励金、雇用管理の相談を分けて見ていきます。
再雇用の相談先を先に分ける
再雇用の話が出たとき、最初に迷いやすいのは、助成金の窓口へ行くべきか、求人の相談をするべきかというところです。実際には、今いる社員の継続雇用と新規採用で入口が変わります。
富山市内で高年齢者を新たに採用する予定なら、紹介経路が関わる制度もあります。定年後の雇用継続なら、就業規則や契約内容を見ながら、専門の相談先へ聞く流れが動きやすいです。
- 新たに高年齢者を採用する場合
-
求人や紹介経路を含めてハローワーク富山へ相談します。
- 雇用継続の制度を見直す場合
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JEED富山支部で高齢者雇用の制度相談を受けられます。
- 富山市の独自制度を調べる場合
-
富山市商工労政課の奨励金案内を確認します。
ハローワーク富山で求人と助成を聞く
高年齢者を新規に採用する予定があるなら、まず候補に入れたいのがハローワーク富山です。求人の出し方とあわせて、国の雇用関係助成金に関わる紹介経路も相談できます。
特定求職者雇用開発助成金のように、ハローワークなどの紹介を条件に含む制度があります。採用を決めてからでは確認しにくい場合もあるため、求人票を出す前に聞くほうが無理がありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | ハローワーク富山 |
| 特徴 | 求人と雇用関係助成の相談を進めやすい |
| 料金目安 | 相談・求人申込みは無料 |
| アクセス | 富山市奥田新町45 |
| 利用時間 | 平日8時30分~17時15分が基本 |
| 公式サイトURL | https://jsite.mhlw.go.jp/toyama-roudoukyoku/hw/hello.html |
富山駅周辺から車で向かうなら、時間に少し余裕を見ておくと動きやすいですよ。わたしなら、雇入れ予定日、勤務時間、雇用形態をメモしてから窓口へ行きます。
JEED富山支部で雇用継続を相談する
定年後の継続雇用制度を見直したい場合は、JEED富山支部の高齢・障害者業務課が相談先になります。高年齢者雇用の制度づくりや、65歳超雇用推進助成金に関する相談を受け付けています。
65歳超雇用推進助成金は、定年の引上げ、継続雇用制度、雇用管理の改善などに関わる制度です。コースごとに計画書の提出時期が違うため、制度変更を決める前に聞く価値があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | JEED富山支部高齢・障害者業務課 |
| 特徴 | 高齢者雇用と関連助成金を相談できる |
| 料金目安 | 相談は無料 |
| アクセス | 高岡市八ケ55 ポリテクセンター富山内 |
| 利用時間 | 平日8時45分~17時00分 |
| 公式サイトURL | https://www.jeed.go.jp/location/shibu/toyama/16_ks.html |

制度を変える前に相談できる場所です
富山市からは少し距離がありますが、就業規則の変更まで考えているなら動く意味があります。仕事帰りに寄るより、必要書類をそろえた平日の時間帯に相談予約を入れるほうが落ち着いて話せそうです。
富山市のシニア雇用奨励金を調べる
富山市には、市内の高年齢者を短時間で新たに雇用する中小企業向けに、シニア雇用促進奨励金があります。国の助成金とは別に、地域の制度として確認しておきたい案内です。
対象には、富山市在住で66歳以上の方を、市内事業所で週20時間未満により新規雇用することなどが含まれます。ハローワークまたは富山市無料職業紹介所の紹介による雇入れも条件の一つです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 富山市シニア雇用促進奨励金 |
| 特徴 | 66歳以上の市民の短時間雇用を後押し |
| 料金目安 | 相談は無料、奨励金額は3万円 |
| 利用方法 | 交付対象期間後3月以内に申請 |
| 相談先 | 富山市商工労政課労政係 |
この制度は、再雇用そのもの全般に使える仕組みではありません。短時間の新規雇用を考えている場合に当てはまる可能性があるため、年齢、紹介経路、勤務時間を公式情報で確認します。
年齢と契約条件を先に確かめる
制度名を見つけると、年齢だけで対象かどうかを決めたくなります。ただ、週の所定労働時間、契約期間、更新の扱い、雇用保険の加入状況まで見ないと、判断しにくい場面があります。
富山市のシニア雇用促進奨励金では、週20時間未満という条件が示されています。一方で、国の制度には雇用保険の被保険者であることなどが関わるものもあります。雇用の形を一つずつ見る作業です。
- 雇入れ予定日と紹介の有無
- 週の所定労働時間
- 契約期間と更新の扱い
- 賃金と雇用保険の状況
申請の時期と書類で立ち止まる
見落としやすいのが、申請できる時期です。雇入れ前に相談が必要な制度もあれば、一定期間の雇用を続けた後に申請する制度もあります。採用が決まった日を起点に確認します。
富山市のシニア雇用促進奨励金は、対象期間満了後3月以内の申請とされています。雇用日、賃金締切日、賃金台帳の扱いを早めに記録しておくと、書類を探す時間が短くなります。
継続雇用か新規採用かを一行で書き残します。
求人紹介の有無と雇入れ予定日を控えます。
制度名を決めつけず契約予定を伝えて聞きます。
国と富山市の制度を混ぜない
再雇用の支援を調べると、国の助成金、雇用保険の給付、富山市の奨励金が並んで出てきます。同じ高年齢者雇用の話でも、対象者と支給の目的が違うため、ひとまとめにしないことが大切です。
富山労働局は雇用保険の案内で、高年齢雇用継続給付に関する情報も掲載しています。これは事業者に支給される助成金とは別の仕組みなので、社員本人への説明でも混同しないようにしたいところです。
わたしは、制度の名前よりも、誰に何の目的で支給されるものかを見るようにしています。この見方なら、相談先で聞く内容も自然に絞れてきます。
公式情報で見たい三つの欄
公式ページを開いたら、概要だけ読んで終わらせず、対象者、申請期限、必要書類の三つを見ます。とくに更新日と対象となる雇入れ日は、制度を使えるか考えるときに外せません。
ハローワーク富山、JEED富山支部、富山市商工労政課では、聞ける内容が少しずつ違います。迷ったときは、雇用形態と予定日を伝えたうえで、担当窓口を案内してもらう形なら動きやすいですよ。
再雇用を迷う事業者へ伝えたいこと
今日、再雇用を考えている社員がいるなら、雇入れ予定日と週の勤務時間を紙に一行だけ書いてみてください。そのメモがあると、ハローワーク富山や富山市の窓口へ聞く内容が少し具体的になります。
わたしは現場の予定を決めるときも、行き先と時間を先に置いてから細かい話を見ます。再雇用も同じで、雇用の形と時期が見えてから制度を探すほうが、自分には合っています。
今週末にでも、就業規則と雇用予定のメモを机に出し、3つの公式ページを見比べてみてくださいね。次に窓口へ電話するとき、聞きたいことが紙に残っていれば、話す時間も落ち着いたものになったらうれしいです。













