新築を考えはじめると、制度の名前がいくつも出てきて「自分に使えるものはどれか」が分からなくなることがあると思います。国・県・市それぞれに制度があって、条件も申請時期もバラバラなので、一人で調べていると途中で止まりがちです。
射水市・新湊在住のヨースケです。地域情報メディア『いみず富山みつけ』で住まいや街のことを書いています。仕事で建築の現場に関わる中で、補助金の話は「契約前に動いた人のほうが使えるケースが多い」と感じることが多くあります。
この記事では、射水市で新築する際に確認しておきたい補助制度の種類と、実際に相談・依頼できる窓口・工務店を3つ紹介します。制度の金額や申請条件は必ず最新の公式情報でご確認ください。
補助金が複数ある理由と全体の見取り図
新築の補助金は「国・県・市」の三層に分かれています。それぞれ目的が違い、対象条件も重複しないよう設計されていることが多いです。
ただ、複数の制度を重ねる場合、受取額から差し引かれるルールが適用されることもあります。どれをどう組み合わせるかは、契約前に窓口で整理しておくのが一番確実です。
射水市独自の住宅取得支援制度の概要
射水市には「いみず住まい等応援事業補助金(新築等取得事業)」という独自制度があります。市外から転入した世帯が、自ら居住するために新築住宅を取得し、5年以上定住する意思のある方を主な対象としています。
補助額はポイント制で決まる仕組みで、上限は200万円。若者世帯・子育て世帯の加算や、市内事業者加算なども設けられています。窓口は観光まちづくり課(0766-51-6676)で、申請時期の制限もあるため、早めに確認しておくと安心です。

市独自の制度は予算が尽きると終わるので、早めに動くほうが動きやすいです
射水市で確認できるその他の住宅関連制度
新築取得に直接つながる制度の他にも、射水市には住宅関連の支援がいくつかあります。
- 指定宅地取得支援助成金(宅地購入時)
- 若者世帯定住促進補助金
- 住宅用太陽光発電システム設置補助
- 合併処理浄化槽設置整備補助(対象エリアのみ)
担当窓口が制度ごとに分かれているため、該当しそうなものを事前にリストアップしてから問い合わせると話が早いと感じています。
富山県の住宅支援制度で押さえたいもの
富山県には「富山型高性能住宅推進事業費補助金」という制度があり、ZEH水準を上回る県独自の性能基準を満たす新築住宅が対象です。補助上限は200万円で、着工前の交付決定が必要な点が特徴です。
令和7年度(2025年度)分の受付はすでに終了しています。令和8年度(2026年度)の実施については、富山県の公式ページで最新情報を確認する必要があります。受付期間が短く、着工前の確認が遅れると間に合わないケースがある点は注意が必要です。
国の住宅関連制度で2026年に動いているもの
国の制度として、2026年度は「みらいエコ住宅2026事業」が動いています。省エネ性能の高い新築住宅を対象とした補助で、GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅など、性能区分によって補助額が変わる仕組みです。
申請は建築主本人ではなく、登録を受けた建築事業者が手続きを行う仕組みになっています。予算が上限に達した時点で受付が終了するため、早期の申請予約が必要です。
補助金申請の相談・依頼先として知っておきたい3か所
制度の情報を調べたあと、次に気になるのは「どこに相談すればいいか」だと思います。射水市・射水近辺で補助金申請のサポートや新築相談ができる、実在の3か所を紹介します。
- 丸高木材株式会社(マルタカハウス)
-
射水市川口997に拠点を持つ地場の工務店で、ZEHレベルの省エネ住宅に対応した実績があります。
- 射水市住宅相談所(新湊・射水の2か所)
-
市内の建築関連業者が業種横断で組織した無料相談窓口です。新築・リフォーム・耐震から補助制度の案内まで対応しています。
- みらいシテン射水(移住・住まい相談窓口)
-
射水市放生津町17-5(番屋カフェ建物内)にある、射水市公式の移住・住まいに関する相談窓口です。
3か所それぞれの詳細は以下にまとめています。制度の組み合わせに迷っている場合は、まず無料で話を聞いてもらえる相談窓口から動くのが、わたしには合っていると感じています。
①マルタカハウス丸高木材|射水市の地場工務店
射水市川口に本社を構える丸高木材(マルタカハウス)は、富山県内で注文住宅・新築住宅を手がける一級建築士事務所です。ZEHレベルの省エネ住宅にも対応しており、国の補助金(みらいエコ住宅2026事業)の申請サポートも行っています。
先に結論を言うと、補助金の申請は「建築事業者が登録済みかどうか」で対応できる制度が変わります。依頼前に補助金対応の可否を確認しておくと、後から間に合わなかったということを避けやすいです。
- 所在地:富山県射水市川口997
- 電話:0766-82-5101(年中無休 8:30~18:00)
- 公式サイト:marutaka1.co.jp
②射水市住宅相談所|無料で話せる地元の相談窓口
射水市の住宅相談所は、地元の建築関連業者が業種を横断して組織した無料の相談窓口です。新築・増改築・耐震改修・リフォームのほか、市の補助制度についての案内も受け付けています。「どの補助が使えるか整理したい」という段階から相談できる点が助かります。
- 新湊地域:高岡市姫野489-3(0766-82-4511)
- 射水地域:射水市三ケ1532(0766-55-1298)
- 臨時相談:毎月第3日曜 10時~15時
- 詳細:射水市公式サイト「住宅相談所」のページ
臨時相談窓口はアルビス姫野店・射水建築会館・アルビス大島店などで開かれています。仕事帰りに寄れるかどうかは気になるところですが、第3日曜の午前中であれば動きやすい方も多いと思います。
③みらいシテン射水|移住・住まいの相談窓口
射水市放生津町の番屋カフェ建物内にある「みらいシテン射水」は、射水市公式の移住・住まい相談窓口です。市外から転入を考えている方が「いみず住まい等応援事業補助金」の対象になるかどうかを含め、住まい探しの全般を相談できます。
- 所在地:射水市放生津町17-5(番屋カフェ建物内)
- 受付時間:9:30~18:30(水・木は受付外)
- 電話:070-9345-1346
- 公式サイト:imizu-ijyu.com/sumai
申請のタイミングで見落としやすいこと
制度によって、申請できるタイミングがかなり違います。「着工前に交付申請が必要」なもの、「住民票を移してから一定期間内」が条件のもの、「予算が尽きたら終了」のものなど、一律ではありません。
国・県・市それぞれの制度を確認し、自分たちが対象になりそうかを仮確認する。
着工前に必要なものがあれば、設計・契約スケジュールと合わせて逆算しておく。
市の制度は観光まちづくり課、国の制度は建築事業者経由で手続きが進む。
補助金を使う際によくある失敗のパターン
よく聞くのが「制度の存在を知ったのが着工後だった」というケースです。特に県や国の制度は着工前の手続きが必要なものが多く、工務店や住宅会社に任せきりにしていると見落とすことがあります。
複数の補助金を重複して受けようとして、差し引きのルールを把握していなかったというケースも。制度によっては「他の補助金を受けている場合はその分を差し引く」という条件があるので、組み合わせる場合は事前に確認しておくのが大事です。
公式情報の確認先と問い合わせのコツ
制度の詳細は必ず公式情報で確認することが前提です。まとめサイトやSNSの情報は、制度が変わっても更新されていないことがあります。
射水市の制度は観光まちづくり課(0766-51-6676)、国の制度はみらいエコ住宅2026事業の公式サイト(mirai-eco2026.mlit.go.jp)、富山県の制度は富山県建築住宅課のページが一次情報です。問い合わせ時は「現在受付中か」「着工前に何が必要か」を最初に聞くと、話がスムーズに進みやすいと感じています。
今週、一つだけ動いてみるとしたら
補助金を調べるとき、いきなり全部の制度を確認しようとすると情報が多くて途中で止まりがちです。今日できることは、射水市の観光まちづくり課のページを開いて「いみず住まい等応援事業」の対象条件だけ読んでみること。それだけでも、自分が使えそうかどうかの感覚がつかめます。
みらいシテン射水や住宅相談所は、相談料がかからないので「まだ検討段階」という人でも入りやすいと感じています。わたし自身、住まいに関わる情報は「あとで調べよう」を繰り返すと契約のタイミングに間に合わなくなることがあると実感しています。
まずは確認先を一つメモするだけでも、次が動きやすくなりますよ。この記事が射水市での家づくりの最初の一歩に役立てばうれしいです。













