私立高校への進学が決まりそうになってきたとき、学費のことが頭から離れなくなりますよね。授業料だけでなく、入学後にかかる費用の全体像がつかめないまま、不安だけが先に出てくる。そんな状態でこの記事にたどり着いた方も多いと思います。
射水市や新湊エリアを拠点にしている地域情報メディア『いみず富山みつけ』のエリア担当ライター、ヨースケです。制度の話は「まず何から調べればいいか」が分かりにくいと感じています。今回は、実際に使える相談窓口3か所も合わせて紹介しています。
この記事では、私立高校に関する支援制度の種類と、射水市在住の方が確認しておきたい順番を整理しています。金額や条件の断定はせず、「ここを見ると分かる」という流れを中心に書きました。
私立高校に使える支援制度は二種類ある
支援制度は大きく分けると「授業料に充てるもの」と「授業料以外の費用に充てるもの」の二種類があります。混同しやすいのですが、対象になる費用が違います。
まず押さえておきたいのは、どちらも国と都道府県の両方が絡んでいるという点。射水市は富山県内なので、国の制度に富山県独自の上乗せが加わる仕組みです。
国の就学支援金制度と2025年度の変化
国の制度は「高等学校等就学支援金」と呼ばれ、学校が生徒の代わりに受け取って授業料に充てる仕組みです。生徒や保護者の手元に現金が届くわけではありません。
2025年度から所得制限が撤廃されました。それまで年収910万円以上の世帯は対象外でしたが、2025年度以降はすべての世帯が年間118,800円の支援を受けられます。私立高校で年収590万円以下の世帯には、さらに上乗せがあり、年間最大39万6,000円まで支援されます。
2026年度には全世帯向けの上限額がさらに引き上げられる予定です。詳細は年度によって変わるため、最新の情報は公式で確認することをおすすめします。
富山県独自の上乗せ制度で確認すること
富山県では国の支援金に加えて、所得帯に応じた独自の加算があります。年収590万円から910万円の世帯には年間39,600円の上乗せが行われていました(時期によって変更あり)。
制度の内容は年度ごとに見直されることがあるため、在籍する学校か富山県学術振興課に確認するのが確実です。わたしが制度について調べるとき、最終的には窓口に聞くのがいちばん早いと感じています。
授業料以外の費用を支援する給付金について
「富山県私立高等学校等奨学給付金」は、教材費やPTA会費など、授業料以外にかかる費用を対象とした給付金です。就学支援金とは別の制度なので、対象条件も申請時期も違います。
給付額の目安は、私立全日制・非課税世帯(第一子)で年額142,600円、第二子以降で年額152,000円です(年度・世帯区分によって変わります)。「うちは対象になるのかな」と思ったら、まず富山県の公式ページか学校に問い合わせてみるのがよいと思います。
支援制度の対象になる世帯条件の調べ方
見落としやすいのが、「年収」と「住民税の所得割額」の違いです。制度によって判定基準が異なり、年収の目安で判断する場合と、住民税の金額で判断する場合があります。
- 就学支援金の目安
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世帯年収の目安で確認する(2025年度は全世帯対象)
- 奨学給付金の目安
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住民税所得割額が非課税かどうかで判断する
前年の収入と今年の収入が変わっている場合は、どちらの数字で判定されるかを確認しておくと安心です。
申請の大まかな流れを確認しておく
就学支援金は入学時に学校を通じて手続きを進める流れが基本です。申請はオンラインシステム(e-Shien)でも行えます。
受給資格認定申請書は学校を通じて配布されます。
マイナンバーカードの写し、または記載された住民票の写しが必要です。
提出先・期限は学校ごとに異なるため、学校から案内される期限を確認します。
住民税が未申告の場合は、先に住民税の申告を済ませておく必要があります。期限を過ぎると次の機会まで待つことになりかねないので、早めに確認しておく価値があります。
制度を相談できる窓口を3か所紹介します
射水市在住の方が実際に使いやすい相談先を3か所まとめました。制度の種類によって窓口が異なるので、内容に合わせて使い分けるのが動きやすいです。
| 窓口名 | 相談内容・特徴 | 連絡先・URL |
|---|---|---|
| 富山県学術振興課(私学振興係) | 就学支援金・奨学給付金の公式窓口。富山県内の私立高校に在籍する生徒の保護者が問い合わせできる。電話・メール対応あり | TEL:076-444-3159/www.pref.toyama.jp |
| 射水市社会福祉協議会 | 生活困窮・家計急変など幅広い相談に対応。就学支援や生活福祉資金の貸付相談も受け付けている | TEL:0766-55-5203/www.imizushakyo.jp |
| 保険チャンネル(無料FP相談) | 教育資金・家計全体をFPに無料で相談できるオンラインサービス。射水市在住でも自宅から利用できる | hokench.com(リクルート運営) |
わたしが使いやすいと感じるのは、まず学校に電話して「窓口はどこですか」と確認してから動く順番です。学校が一番事情を知っているので、そこから案内される流れが一番スムーズなんですよね。
よく誤解されやすい制度のしくみ
就学支援金は生徒や保護者に現金が渡るわけではありません。学校が代わりに受け取り、授業料と相殺される仕組みです。「申請して振込があった」という感覚ではなく、「授業料が引かれた状態で請求が来る」イメージが近いです。
支援金はあくまで授業料に充てるものであり、制服代・教材費・修学旅行費などの諸費用には別途費用がかかります。授業料だけ見て「これで大丈夫」と思うと、後から想定外の出費に気づくことがあります。
授業料以外でかかりやすい費用を確認する
迷いやすいのが、授業料と諸費用の区別です。私立高校では授業料が支援対象になっても、施設費・教材費・制服代などは別途かかることがほとんどです。
学校のパンフレットには授業料しか載っていない場合もあります。入学前に「年間でかかる費用の総額」を学校に確認しておくと、準備がしやすくなります。

学費の総額は学校に直接聞くのがいちばん確かです
申請に必要な書類をひとまず把握しておく
就学支援金に必要な書類は、基本的に受給資格認定申請書とマイナンバー関連書類の二種類です。奨学給付金の場合はこれに加えて、所得証明書類・在学証明書・口座振替届出書などが必要になります。
- 受給資格認定申請書(学校から入手)
- マイナンバーカードの写し等
- 住民票(マイナンバー記載のもの)
- 所得証明書類(奨学給付金申請時)
書類は学校経由で案内されることがほとんどです。入学前に「何が必要か」を学校に一度聞いておくと、慌てずに動けます。
気になったら今週中に一度だけ動いてみる
制度の細かい条件よりも、まず「うちは何が使えるか」を確認することが最初の一歩だと思っています。学校か富山県学術振興課(076-444-3159)に一本電話して「支援制度の案内をもらえますか」と聞くだけで、必要な書類や時期の見通しが一気に見えてきます。
わたしも制度の調べ物をするとき、ページをいくつも開いて情報が多すぎて逆に迷った経験があります。そういうときは公式の一次情報だけに絞って、あとは窓口に聞く、というやり方のほうが結果的に早いと感じています。
今週末に少し時間が取れるなら、この記事で紹介した3か所のどれか一つに電話かアクセスしてみてくださいね。「窓口に聞いてみたら意外とすんなり分かった」という経験が一度でもできたら、そのあとの動きがぐっと楽になります。そうなったらうれしいです。













