育児や介護をしながら働く社員をどう支えるか、制度の名前は聞いたことがあるけれど、自社がどのコースに当てはまるのかがよく分からない。そういった状況で調べ始める事業者の方は多いと思います。
射水市・新湊エリアの地域情報メディア『いみず富山みつけ』のヨースケです。わたしは建設会社で現場管理の仕事をしていて、職場の制度まわりを調べる機会がちょくちょくあります。まず窓口を確認してから動く、というのが自分には合っています。
この記事では、両立支援等助成金の全体像から対象となる取り組み、就業規則との関係、申請の流れ、そして射水市内で実際に相談できる窓口3か所まで、順番に整理します。
両立支援等助成金とはどんな制度か
両立支援等助成金は、仕事と育児・介護を両立できる職場環境を整えた事業主を対象に、国が費用の一部を支援する制度です。厚生労働省が所管しており、複数のコースに分かれています。
コースごとに対象となる取り組みや支給額が異なります。一つの制度名でまとめられていますが、実態は「育児系」「介護系」「職場環境整備系」の三つの方向性があると考えると、全体像が少しつかみやすくなります。
対象になる事業者の主な要件
雇用保険適用事業所であることが前提です。加えて、各コースで定められた要件を満たす必要があります。
- 雇用保険の適用事業所であること
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従業員を一人でも雇用している事業所は基本的に対象になります。
- 育児・介護に関する就業規則の規定があること
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育児休業・介護休業の規定が就業規則に明記されている必要があります。
- 制度が実態として運用されていること
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規定があるだけでなく、実際にその制度を従業員が利用できている状態が必要です。
「うちは小さな会社だから関係ない」と思いがちですが、従業員数が少ない事業所でも対象になるケースがあります。まず要件を確認してみる価値はあります。
対象になる取り組みの種類と方向性
両立支援等助成金には複数のコースがあり、それぞれ「何をしたら支給されるか」が異なります。代表的なコースを整理します。
- 出生時両立支援コース(男性の育休取得促進)
- 育児休業等支援コース(取得と復帰の環境整備)
- 介護離職防止支援コース(介護と仕事の両立)
- 育休中等業務代替支援コース(2024年新設)
- 柔軟な働き方選択制度等支援コース(2024年新設)
自社で今どんな課題があるかによって、まず見るべきコースは変わります。「男性社員に育休を取ってほしい」なら出生時両立支援コース、「介護で急に辞める社員をどうにかしたい」なら介護離職防止支援コースが入り口になります。
就業規則がなぜ申請の土台になるのか
どのコースを選ぶにしても、就業規則に育児・介護に関する規定が整っていることが前提です。見落としやすいのが、「規定を書いた」だけでは不十分な点です。
実態と規定がずれていると、申請が通らないことがあります。たとえば就業規則では育休中を「無給」と定めているのに、実際は有給扱いにしていた場合、支給対象外になりえます。
常時10人未満の事業所は、就業規則の届出が法律上不要な場合もあります。ただしその場合でも、制度を文書化して労働者に周知していることが求められます。
射水市内で相談できる窓口3か所
制度を調べるとき、一人で進めようとすると「自社はどのコースに当てはまるのか」という壁にぶつかりやすいです。わたし自身も職場の補助金を調べたとき、書いてあることは分かっても、自社に当てはめた場合の判断がなかなか進まなかった経験があります。早めに窓口へ話を持ち込むほうが、結果的に動きやすくなります。
| 窓口名 | 所在地・連絡先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 射水市商工会 | 射水市戸破4200-11 救急薬品市民交流プラザ2階 TEL:0766-55-0072 | 平日 8:30~17:15 |
| 射水商工会議所 | 射水市本町2丁目10番30号 クロスベイ新湊2階 TEL:0766-84-5110 | 平日 窓口営業日に準ずる |
| 富山労働局 雇用環境・均等室 | 富山市神通本町1-5-5 富山労働総合庁舎4階 TEL:076-432-2740 | 平日 9:00~17:00 |
射水市内で事業を営んでいる場合、新湊地区なら射水商工会議所、それ以外のエリアなら射水市商工会が地元に近い入り口です。申請書類の提出先は富山労働局になりますが、まず地元の商工会・商工会議所で概要を確認してから動く順番が、自分には動きやすいと感じています。
各窓口の特徴と使い分けの目安
三か所それぞれ、サポートの性格が少し違います。
- 射水市商工会(TEL:0766-55-0072)
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労務・保険・補助金活用の相談を幅広く受け付けています。助成金の入り口確認や書類準備のサポートとして使いやすい窓口です。公式サイト:shokokai-imizu.com
- 射水商工会議所(TEL:0766-84-5110)
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労務相談と労働保険事務の代行を行っています。新湊地区を中心に、会員事業所への手厚いサポートが特徴です。公式サイト:imizucci.jp
- 富山労働局 雇用環境・均等室(TEL:076-432-2740)
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両立支援等助成金の申請書類受付窓口です。コースの要件確認も電話で相談できます。公式サイト:jsite.mhlw.go.jp/toyama-roudoukyoku
迷いやすいのが、「商工会と商工会議所、どちらに電話すればいいか」という点です。事業所の所在地が新湊地区なら商工会議所、それ以外のエリアなら商工会、という分け方が基本的な目安になります。

まず地元の商工会に電話してみるのが一番ハードルが低いですよ
申請の流れを順番に確認する
申請は、取り組みを実施する「前」から動き始める必要があります。実施後に慌てて書類を集めても間に合わないケースがあるので、流れを先に把握しておくことが大切です。
自社の課題に合ったコースを一つ選び、そのコースの「支給申請の手引き」を確認します。
育児・介護の規定が就業規則に入っているか確認し、取り組みを始める前日までに整備します。
育児休業の取得支援や介護両立制度の導入など、コースで定められた取り組みを実施します。
取り組み完了後、申請期限内に富山労働局雇用環境・均等室へ提出します。
先に結論を言うと、「取り組みを始める前に就業規則が整っていること」が最初の関門。ここを後回しにすると、どれだけ良い取り組みをしても申請が通らなくなります。
制度が変わりやすい点と改正への対応
両立支援等助成金は、育児・介護休業法の改正に合わせてコースや要件が変わることがあります。2024年には「育休中等業務代替支援コース」と「柔軟な働き方選択制度等支援コース」が新設されました。
ネットで調べると古い情報が混ざっていることもあります。申請前は必ず厚生労働省の公式ページで最新版を確認するのが安全です。
申請でよくある失敗と注意が必要な場面
迷いやすいのが、就業規則の「規定と実態のずれ」です。育休期間中の賃金扱いや制度の利用条件が、書いてある内容と実際の運用で違っていると、要件を満たさないと判断されることがあります。
もう一つ、申請期限の見落とし。コースによって、取り組み完了後から2か月以内など締め切りがある場合も。期限は各コースの手引きで確認が必要です。
迷ったらまず一つのコースに絞ってみる
この記事を読んで「何から手をつければいいか」が少しでも見えてきたなら、今日の段階でできる一歩は一つだけでいいと思っています。気になるコース名をメモして、射水市商工会か射水商工会議所に電話してみること。それだけでも、次が動きやすくなります。
制度の名前だけ知っていて何年も後回しにしている、という話を職場でも耳にします。専門家に一度話を聞いてもらうだけで、「自社には向かない」か「進める価値がある」かがはっきりする。その判断が早いほど動ける幅が広がるんですよね。
射水市内の事業者の方が、制度を上手に使いながら働きやすい職場環境をつくれたら、それはわたしにとってもうれしいことです。まず一本、電話してみてくださいね。













