機械を入れ替えたい、でも時給も上げたい。そんなときに助成金の名前を見かけて、自分の会社は対象なのか、と手が止まる。
『いみず富山みつけ』のエリア担当ライター、ヨースケです。わたしは現場の段取りを先に見るので、制度も順番から追います。
制度の対象、申請前の確認点、富山市の相談先三つを、この順に書きます。富山市独自ではなく全国の制度です。
業務改善助成金は何のための制度か
まず押さえておきたいのは、この制度が全国共通で、富山市独自のものではない点です。国の制度で、申請の窓口は都道府県の労働局になります。
中小企業や小規模事業者が、生産性を上げる設備投資をして、事業場内の最低賃金を引き上げたとき、費用の一部を助成する仕組み。
賃金引き上げと設備投資のつながり
わたしは現場で、道具を新しくする話と、人の給料の話を、別々に聞くことが多いです。ところがこの制度では、二つが一本の話として扱われます。
設備だけ入れても、賃金だけ上げても、この制度の枠には入らない。両方を一つの計画に載せるところから、申請の話が始まる。
対象になる事業者の大まかな見分け方
迷いやすいのが、自分の事業所が中小企業や小規模事業者にあたるのか、というところです。業種ごとに資本金や従業員数の基準があり、厚生労働省の案内に載っています。
- 事業場内最低賃金とは
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事業場で働く人のうち、いちばん低い時給のことです。
この金額と富山県の地域別最低賃金の差が、一定の範囲内にあることが求められます。幅は年度で変わることがあるので、最新の案内で見る前提です。
対象経費になるものとならないもの
見落としやすいのが、設備を入れたら何でも対象になるわけではない点です。公式の案内では、生産性向上に役立つ機器やサービスの費用が中心とされています。
- 機械設備の導入
- POSシステムなどの導入
- コンサルティングの利用
単なる経費の削減や、通常の事業活動に伴う費用は、対象から外れる扱い。細かい線引きは、その年度の案内で見ておきたいところ。
申請前に確認したい条件と順番
交付決定の通知が届く前は、設備を買ったり契約したりしないこと。決定の前に払った費用は対象外とされているため、順番が大切です。
事業場でいちばん低い時給と、富山県の地域別最低賃金を並べて見ます。
導入したい機器やサービスの見積書を、先に手元へ集めます。
いくら上げるか、何人が対象かを決めて、計画に書きます。
計画ができたら、所定の様式で交付申請をします。
わたしなら、ここまでを一枚の紙に書き出してから動きます。頭の中だけだと、順番がいつの間にか入れ替わるので。
富山市の事業者が相談できる窓口
富山市の事業者さんは、申請の受付も個別の相談も、富山労働局の雇用環境・均等室が窓口です。富山市神通本町1丁目の富山労働総合庁舎4階で、電話は076-432-2740です。

駐車場の場所も、行く前に聞いておくと楽ですよ
わたしは平日に車で動くので、窓口の開いている時間と、停められる場所を先に調べます。仕事帰りに寄れるかどうかも気になるところ。
無料で使える相談先を三つ紹介
申請そのものは労働局ですが、その手前で話を聞いてもらえる場所が、富山市内にあります。わたしが調べた範囲では、次の三つです。
- 名称
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働き方改革推進支援センター富山です。
- 特徴
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社会保険労務士などの専門家が、労務管理の相談や個別訪問に応じています。
- 料金目安
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相談も訪問コンサルティングも無料と案内されています。
- 利用方法
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富山商工会議所ビル6階で、平日9時から17時、電話は0120-208-363です。
- 公式サイト
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厚生労働省の案内ページです。
- 名称
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富山県よろず支援拠点です。
- 特徴
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国が設置した無料の経営相談窓口で、経営の悩みを専門家に聞けます。
- 料金目安
-
何度利用しても相談は無料と案内されています。
- 利用方法
-
事前予約制で、電話は076-444-5605、場所は富山市高田の情報ビル1階です。
- 公式サイト
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富山県よろず支援拠点の公式ページです。
- 名称
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富山商工会議所の中小企業支援部です。
- 特徴
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補助金や助成金の相談を受け付け、中小企業診断士が経営相談にも応じます。
- 料金目安
-
相談は原則無料と案内されています。
- 利用方法
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予約が優先で、電話は076-423-1171、会場は富山商工会議所ビル3階です。
- 公式サイト
窓口の場所や時間は動くことがあります。出かける前に、公式ページと電話で確かめておきたいところ。わたしは仕事帰りに寄れるかも、そのとき聞きます。
申請後に交付決定から報告までの流れ
申請のあとは、労働局の審査を経て、交付決定か不交付決定の通知が届きます。決定が出てから、申請した内容のとおりに、設備の導入と賃金の引き上げを進める流れです。
- 交付決定とは
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申請した内容で進めてよいと、労働局が認めた通知のことです。
終わったら実績を報告して、その内容を見て助成が決まる。報告には領収書などの書類を使うので、日ごろから取っておきたい。
公式情報を確認するときの手順
最新の内容は、厚生労働省の業務改善助成金のページと、富山労働局のページの二つで足ります。年度ごとのご案内に、対象や申請の期限が載っています。
富山労働局のページには、県の賃上げ向けの補助金に触れた案内も出ています。使えるかどうかは、窓口で聞くのが早い。
金額や期限は年度で動くため、この記事には数字を書いていません。最新の案内で金額や期限を確かめるところから始めたいです。
申請前に起こりがちな失敗の例
よくあるのが、見積もりが出た勢いで、先に発注してしまう失敗です。わたしも現場の資材で、承認の前に発注しかけて止められたことがありました。
この制度でも、交付決定の前に払った費用は戻らない形になりやすい。ここは、先に窓口で聞いておけば避けられます。
もう一つは、賃金を上げる話だけが先に進み、就業規則などの書き換えが後回しになること。早めに窓口か社労士さんに聞くと無理がありません。
向かないケースと注意しておきたい点
すぐ使いたい設備が決まっていない段階では、この制度は向きにくいです。計画が先で購入が後、という順番だからです。
賃金を上げる予定がないときや、対象の範囲に入らないときも同じ。個別に使えるかどうかは、わたしには言えないので窓口で聞くことになります。
ここまで読んで、なんとなく不安になりますよね。それでも、向かない場面を先に知っておけば、あとで慌てずに済むと感じています。
最後にわたしからみなさんへ一言
制度の名前を見かけたときから、どこかで気になっていた方も多いと思います。大きな決断の前に、小さく確かめられることがあるのですよね。
わたしは、段取りが決まると現場が楽になるのを何度も見てきました。制度も同じで、順番が見えれば、窓口に電話する気持ちも軽くなると感じています。
今日は、事業場でいちばん低い時給を給与明細で確かめて、メモに一行だけ残してみてください。数字が手元にあるだけで、電話での話が早くなり、気持ちも少し軽くなります。そんな時間になったらうれしいです。できる日でかまいませんので、気負わずしてみてくださいね。













