職場の安全対策をどこから手をつければいいか、なかなか判断しにくいですよね。「補助金があるらしい」と聞いても、自分の会社が対象になるのか、どんな設備が使えるのか、申請前に何を確認すればいいのか、分からないままになりがちです。
射水市・新湊を拠点に地域情報を発信している『いみず富山みつけ』のエリア担当ライター、ヨースケです。わたし自身、建設現場の管理職として高年齢の職人さんが多い現場でどう安全対策を進めるか頭を悩ませてきました。この記事では、エイジフレンドリー補助金の仕組みと、射水市の事業者が実際に頼れる相談先を紹介します。
制度の対象要件、コースの違い、申請の流れ、そして市内で相談できる三つの窓口まで、一通り確認できるようにまとめました。
エイジフレンドリー補助金とはどんな制度か
エイジフレンドリー補助金は、60歳以上の高年齢労働者の労働災害を防ぐことを目的に、設備改善や専門家活用にかかる費用の一部を国が補助する制度です。厚生労働省が実施していて、令和8年度(2026年度)は5月20日から10月31日まで申請を受け付けています。
転倒防止の床材、段差解消の工事、熱中症対策の機器など、現場で気になっていた設備が対象になる場合があります。
申請できる事業者の三つの基本要件
まず確認しておきたいのは、申請できる事業者の要件です。以下の三つをすべて満たしている必要があります。
- 1年以上、継続して事業を実施している
- 労災保険に加入している
- 60歳以上の労働者が常時1名以上就労している
中小企業かどうかは業種ごとに判定基準が異なります。製造業・建設業は資本金3億円以下または従業員300人以下、小売業は資本金5,000万円以下または50人以下が目安です。自社の業種が当てはまるか、申請前に一度確認が必要です。
令和8年度は三つのコースで構成されている
令和8年度(2026年度)のエイジフレンドリー補助金は、三つのコースで構成されています。コースによって補助率と上限額が異なります。
| コース | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| 専門家総合対策(第1段階) | 4/5 | 100万円 |
| 専門家総合対策(第2段階) | 1/2 | 100万円 |
| 熱中症対策コース | 1/2 | 100万円 |
| コラボヘルスコース | 3/4 | 30万円 |
補助率が最も高い専門家総合対策の第1段階は、外部の専門家がリスクアセスメントを行う費用が対象になります。第2段階はその結果をもとに設備や装置を導入する取り組みが対象。コースによって「何をするか」が変わってくる仕組みです。
対象になりやすい設備と取り組みの例
意外と幅広い取り組みが対象になります。建設や製造の現場でよく使われる設備も含まれているので、一度リストと照らし合わせてみる価値があります。
- 通路の段差解消・スロープの設置
- 防滑床材・滑り止めシートの新規設置
- スポットクーラー・ミストファンの導入
- パワーアシストスーツ・リフトの導入
- 体力チェックや運動指導の実施
新規設置が対象で、既存設備の修繕・維持管理は対象外になります。ここは見落としやすい点で、「もう付いている設備を新しくしたい」という場合は、対象にならない可能性があります。
交付決定前の着手が対象外になる理由
この制度で最初に止まりやすいのが、着手のタイミングです。交付決定が出る前に設備を発注・購入してしまうと、補助対象から外れます。
「先に工事を進めてしまった」という話は現場でも耳にします。見積りを取ることは交付決定前でも問題ありませんが、発注・契約は交付決定後というのが基本の流れ。この順番だけは崩さないようにしたいところです。
申請から補助金受け取りまでの大まかな流れ
実際の手続きは以下の流れで進みます。Jグランツ(補助金電子申請システム)または郵送で申請できます。メール申請は受け付けていません。
最新の公募要領を厚生労働省のサイトで確認し、自社の労災リスクと改善が必要な箇所を洗い出します。
対象経費の見積りを取り、申請書に現状の課題と対策内容を記入します。
Jグランツまたは郵送で申請書を提出し、必要性・費用対効果・実効性の審査を待ちます。
交付決定の通知が届いてから、設備の発注や工事の着手に進みます。
事業完了後に実績報告書を提出し、審査を経て補助金が交付されます。
射水市で実際に頼れる相談先3か所
エイジフレンドリー補助金の申請は、書類の準備や要件の整理に時間がかかることが多いです。一人で全部調べるより、地元で相談できる窓口を先に把握しておくほうが動きやすいと感じています。
- ① Switch IMIZU(射水市ビジネス支援センター)
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射水市が運営する無料の経営相談拠点。補助金全般・DX・販路開拓など幅広く対応します。
- ② 入江社会保険労務士事務所
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射水市中太閤山9丁目5に拠点を置く社労士事務所。助成金・労務管理・就業規則整備に対応。
- ③ 社会保険労務士事務所オフィスmasa惠
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射水市放生津町に拠点を置く社労士事務所。補助金・助成金の申請サポートと書類代行が強みです。
Switch IMIZUはアル・プラザ小杉2階(射水市三ケ2602番地)にあり、平日10時~17時で相談無料。電話は080-2387-6460、予約制です。社労士事務所は補助金の申請書類の作成支援や要件整理を頼めます。入江事務所はTEL 0766-56-2730(sr-irie.com)、オフィスmasa惠はTEL 0766-84-5185(office-masae.com)で問い合わせできます。料金は各事務所に確認が必要です。

窓口に行く前に電話で一言確認すると、当日スムーズですよ
よくある誤解と向かないケースの確認
迷いやすいのが「自分の会社でも申請できるのか」という判断です。制度の対象になるかどうかは業種・規模・雇用状況によって変わります。「補助金があると聞いた」という段階では、まず要件の確認が先で、採択の可否を事前に断言できる制度ではありません。
また、補助金の申請には自己負担分(補助率が1/2なら経費の半額)が必要です。交付が確定してから実施する流れのため、資金計画も事前に確認しておく価値があります。
公式情報を確認する二つの方法
制度の内容は年度ごとに変わります。補助率や対象経費の範囲も変わることがあるので、常に最新の公募要領を確認することが大切です。
- 厚生労働省のウェブサイト
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「エイジフレンドリー補助金」で検索すると、公募要領・申請様式・Q&Aが公開されています。
- 高岡労働基準監督署
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射水市の管轄署(高岡市中川本町10-21)。労働安全衛生全般の問い合わせ先です。
まとめサイトや解説記事は内容の更新が遅れる場合があります。判断の根拠は、必ず厚生労働省の一次情報で確認するのが安心です。
まず今日、一つだけ確認してみること
制度が複雑に見えるのは、コースや要件が細かく分かれているからだと思います。いきなりすべて把握しようとすると止まりやすいので、今日は「自社が申請要件を満たしているか」だけを確認してみるのが無理のない動き方です。
わたしが現場の安全対策を調べるときも、まず「うちは対象になるか」から確認することが多いです。そこさえはっきりすれば、次の手が見えてくる感覚があります。Switch IMIZUならその段階から無料で相談に乗ってもらえるので、書類を整える前でも動けますよ。
令和8年度の申請期間は2026年10月31日まで(第1段階は8月31日締め切り)。週末に一度、公式のQ&Aだけでも読んでみてくださいね。少しでも職場の安全対策を動かすきっかけになったらうれしいです。













