障害者雇用の助成金を調べ始めると、制度の名前がいくつも出てきて、どれが自分の会社に当てはまるのか分かりにくいですよね。申請先もハローワークだったり、別の機関だったりと分かれていて、最初の一歩をどこから踏み出せばいいか迷う場面は多いと思います。
射水市・新湊を拠点に地域情報メディア『いみず富山みつけ』を担当しているヨースケです。現場管理の仕事をしていると、採用や雇用の制度をざっと調べる機会もあります。わたしなりに整理した順番で、制度の全体像から相談先の役割まで確認していきます。
この記事では、助成金の種類・対象の考え方・申請前の確認事項・射水市で実際に相談できる窓口を順番に見ていきます。制度の受給可否は公式機関への確認が必要ですので、「どこへ何を聞きに行くか」を整理する材料として使ってください。
障害者雇用助成金とはどういう制度か
障害者雇用助成金は、障害のある人を雇用したり、職場環境を整えたりした事業主に対して、その費用の一部を支援する制度です。厚生労働省やJEED(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)が運営しています。
一口に「障害者雇用助成金」といっても、雇い入れたときに使えるもの、職場設備を整えたときに使えるもの、正社員転換を進めたときに使えるものと、目的によって制度が分かれています。種類が多い分、まず全体像をざっと見ておくと後で迷いにくいです。
対象になる事業者はどう考えればいいか
助成金の対象となる事業者の考え方は、制度によって異なります。共通しているのは、ハローワークなどの職業紹介機関を通じて障害者を雇い入れることが条件となるケースが多い点です。
中小企業か大企業かで助成額が変わる制度もあります。また、法定雇用率(障害者を何割以上雇用するかの基準)の達成状況が条件に関わる場合もあるため、自社の雇用状況を先に確認しておくと動きやすいです。
主な助成制度の種類と使われる場面
制度は大きく三つの場面に分かれています。自社がどの場面に該当するかで絞り込んでいくと、確認しやすいです。
- 雇い入れた場面で使える制度
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特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース・発達障害者等コース)があります。ハローワーク等の紹介による継続雇用が条件です。
- 試行雇用(トライアル)の場面で使える制度
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トライアル雇用助成金(障害者トライアルコース)があります。週20時間以上の勤務が難しい精神障害者・発達障害者向けの短時間コースも設けられています。
- 職場定着・正社員転換の場面で使える制度
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キャリアアップ助成金(障害者正社員化コース)が該当します。有期雇用から正社員や無期雇用へ転換した場合に申請できます。
職場の作業施設や設備を整えた場合には、JEEDが窓口となる「障害者雇用納付金制度に基づく助成金」が別途あります。申請先がハローワークと異なるため、最初の相談段階でどちらへ行くかを確認しておくと二度手間を防げます。
申請前に確認しておきたいこと
先に確認しておきたいのは、「自社の雇用状況」と「対象となる労働者がどの経路で入社したか」の二点です。ハローワーク経由かどうかで使える制度が変わるため、入社後に「実は対象外だった」というケースが出やすい。
制度によっては、申請前に計画書の提出が必要なものもあります。雇い入れてから申請すればいいと思っていると、期限や手順が合わず受付できない場合があります。わたしも仕事の中で「先に動くか後で動くか」を決めておかないと手続きがズレることをよく経験するので、申請の流れだけは先に確認する癖をつけています。
射水市で相談できる窓口を3つ紹介します
「どこへ行けばいいか分からない」という声はよく聞きます。わたし自身も最初に調べたとき、申請先がハローワークとJEEDに分かれていて一度止まりました。ここでは射水市の事業主が実際に相談に行きやすい窓口を3か所、まとめて紹介します。
- ① ワークセンター射水(射水市地域職業相談室)
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射水市とハローワーク高岡が連携して運営する公的職業相談窓口です。障害者雇用の相談・求人の申し込み・制度の案内など、最初の入口として使いやすい場所です。
- 相談料・開庁時間・所在地
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相談無料。令和7年4月以降の開庁時間は月曜~金曜の9時30分~17時(土日祝・年末年始休み)。所在地は射水市布目地内の布目分庁舎別館1階。公式情報は富山労働局のサイトで確認できます(jsite.mhlw.go.jp/toyama-roudoukyoku)。
- ② 富山障害者職業センター(JEED富山)
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施設整備や職場適応援助者(ジョブコーチ)支援など、ハローワーク経由では対応しきれない助成金の相談先です。事業主向けの雇用管理に関する助言・情報提供・講習も行っています。
- 相談料・受付時間・所在地
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利用は全て無料・予約制。受付時間は月曜~金曜8時45分~17時(祝日・年末年始休み)。所在地は富山市桜橋通り1-18 北日本桜橋ビル7階。TEL:076-413-5515。公式サイト:jeed.go.jp
- ③ 射水市障害者雇用奨励金(射水市独自制度)
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国の制度とは別に、射水市が独自に設けている事業主向け奨励金制度です。市内にある事業所に障害者を雇用した事業主が対象で、申請窓口は産業経済部商工企業立地課になります。
- 問い合わせ先・所在地
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相談・申請は射水市小島703番地の商工企業立地課へ。TEL:0766-51-6675。詳細な交付条件は年度ごとに変わる場合があるため、公式サイト(city.imizu.toyama.jp)で最新情報を確認してください。
3か所の中で、国の助成金(特定求職者雇用開発助成金など)の申請を考えているならまずワークセンター射水、施設整備や職場環境整備に関わる助成金ならJEED富山、市独自の奨励金を調べたいなら射水市商工企業立地課、という使い分けが分かりやすいです。

窓口に行く前に電話で「使える制度があるか」だけ聞くと楽ですよ
職場環境整備と助成制度の関係
障害者が働きやすいように設備を整えたり、介助者を配置したりした場合に、その費用の一部を助成する制度があります。対象となる整備の種類は広く、作業施設の改修から通勤支援まで含まれます。
迷いやすいのが、「雇い入れる前」に整備した費用が対象になるかどうかという点です。整備の実施タイミングが条件に関わるため、「先に設備を整えてから採用する」という流れを考えている場合は、着工前にJEED富山へ相談しておくことが必要です。
申請に使う書類の例を見ておく
助成金の申請に必要な書類は制度によって異なりますが、共通して用意が必要になりやすいものがあります。具体的な書類名や様式は各窓口で確認してください。
- 雇用契約書または労働条件通知書
- 障害者手帳の写し(種類・等級の確認用)
- ハローワークの紹介状(経路確認用)
- 賃金台帳・出勤簿
- 支給申請書(制度ごとに様式が異なる)
書類の準備漏れは申請が受け付けられない原因になります。様式は厚生労働省・JEEDの公式サイトからダウンロードできますが、内容が更新されることがあるため、最新版かどうかを確認してから準備を進めると安心です。
よくある失敗とその背景
助成金の申請でよく聞くのが、「雇い入れてから申請を調べ始めたら対象外だった」というケースです。制度によっては、雇い入れの前または雇用開始から一定期間内に手続きが必要なものがあります。
もう一つ見落としやすいのが、ハローワーク経由でない採用の場合です。自社の求人サイトや知人の紹介で採用した場合は、助成金の対象となる経路の条件を満たさないことがあります。採用方法を決める前に窓口で確認しておくと、手続きの流れを整えやすいです。
向かない場面と申請前の注意点
助成金はすべての事業者が必ず受け取れるものではありません。雇用保険の適用事業者でない場合や、一定の条件を満たさない場合は対象外となります。
- 雇用保険の適用事業者でない場合
- ハローワーク経由以外で採用した場合
- 申請期限を過ぎてしまった場合
- 計画届の提出が必要な制度で未提出の場合
助成金の受給条件は年度ごとに見直されます。過去に調べた情報が現在も有効かどうかは、必ず公式機関で確認してから動くことが必要です。
制度を調べ始めた方への一言
まず一つだけ、自社の採用経路と雇用状況をメモにまとめておく。それだけでも窓口での相談がだいぶ進めやすくなります。「国の制度か市独自の奨励金か」「ハローワーク系かJEED系か」という大きな分かれ道を、相談の場で一緒に確認できるからです。
週末や仕事帰りのちょっとした時間に、ワークセンター射水やJEED富山の公式ページを一度だけ開いてみる。今の自社がどの入口に近いか、ぼんやりとでも見えてくる気がしています。
制度の詳細は必ず公式窓口で確認が必要ですが、「どこへ何を聞きに行くか」が整理できると、動き出すのが少し楽になります。この記事がそのきっかけになったらうれしいです。













