新しいことを始めようとするとき、「補助金が使えるかもしれない」と耳にしながらも、どこから調べればいいのか分からないまま止まってしまうことがあります。制度の種類が多くて、自分の事業に合うものがどれなのか、整理しきれないんですよね。
射水市・新湊在住のヨースケです。地域情報メディア『いみず富山みつけ』でエリアの暮らしや制度を取材しています。わたし自身、身近な方が新事業を検討するたびに「補助金の探し方」を一緒に調べてきたので、その順番を今回まとめました。
この記事では、補助金の種類の見方から、射水市内で実際に相談に行ける窓口3か所、申請前に確認しておきたい点まで、ひとつずつ整理しています。内容は2026年6月時点の情報をもとにしており、申請前には必ず公式窓口での確認が必要です。
新事業と補助金の関係を最初に整理する
補助金は「もらえるお金」というより、「事業の一部経費を後から精算する仕組み」です。先にお金を使い、要件を満たしたことを証明してから補助金が振り込まれる、後払い型の制度がほとんど。
だから、手元の資金が少ない段階でいきなり補助金に頼ろうとすると、計画が立てにくくなります。まず「自己資金と融資でどこまでできるか」を先に考え、補助金はそこに上乗せするものとして位置づけておくほうが、後から迷いにくいと感じています。
補助金にはどんな種類があるか
補助金は、大きく「国の制度」「県の制度」「市の制度」の三層に分かれています。それぞれ目的と対象が違うので、自分の取り組みがどの層に当てはまるかを先に確認するのが、調べ方の基本です。
- 国の制度
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事業再構築補助金・ものづくり補助金など。補助額が大きい分、採択の競争率も高め。
- 県の制度
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富山県独自の支援制度。国の制度と併用できる場合もある。富山県の公式サイトで確認できる。
- 市の制度
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射水市が独自に設けている制度。補助額は小さめだが要件がシンプルで使いやすい。
最初から国の大型補助金を狙う必要はなく、事業規模と取り組みの内容に合わせて選ぶのが現実的です。
射水市内で使える主な補助制度の一覧
射水市には、ライフステージに合わせた補助制度がいくつか用意されています。以下は2026年6月時点での概要です。内容は年度ごとに変更されることがあるため、詳細は市役所か相談窓口でご確認ください。
| 制度名 | 対象 | 補助率・上限 |
|---|---|---|
| 創業支援事業補助金 | 創業予定・創業2年以内 | 1/2・上限50万円 |
| 新商品開発支援事業補助金 | 新商品開発をする事業者 | 1/2・上限20万円 |
| IT活用支援事業補助金 | ネットで販路開拓する事業者 | 随時募集・要確認 |
| 中小企業販路拡大支援事業補助金 | 販路開拓に取り組む中小企業 | 要確認 |
創業支援事業補助金は、「特定創業支援等事業」の支援を受けた証明書が申請要件になります。補助金より先に、商工会議所か商工会への相談が必要な制度です。
射水市内で相談に行ける窓口3か所
補助金の申請を進めるうえで、実際に足を運べる相談窓口を知っておくと動きやすい。射水市内には役割の違う機関が3か所あり、それぞれの強みが少しずつ異なります。
- ① 射水市ビジネス支援センター Switch IMIZU
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補助金の申請窓口。アルプラザ小杉2階にあり、コワーキングスペース(40席)と会議室も使える。
相談料:無料/営業時間:平日10:00~17:00
電話:080-2387-6460/www.city.imizu.toyama.jp
- ② 射水商工会議所(新湊地区)
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いみず創業塾の開催・個別相談・証明書発行を担当。低利融資の紹介や事業計画のアドバイスも。
相談料:無料/電話:0766-84-5110/imizucci.jp
- ③ 射水市商工会(市全域)
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市全域を対象に、補助金活用・労務・税務・経理など幅広く相談できる。専門家派遣事業も実施。
相談料:無料/営業時間:平日8:30~17:15
電話:0766-55-0072/shokokai-imizu.com
補助金の手続き自体はSwitch IMIZUで行いますが、申請に必要な証明書は商工会議所か商工会で取得する流れ。最初の相談先は、商工会議所か商工会のほうが動きやすいと思います。

まず一か所、電話してみるだけでも十分です
事業計画と補助金の申請タイミング
補助金の申請には、事業計画書の提出が求められることがほとんどです。計画書の中身が甘いまま申請しても、採択される可能性は下がります。
見落としやすいのが、「事業計画を作り始めてから補助金を探す」という順番です。実際には逆で、補助金の要件を先に確認してから事業計画を組み立てるほうがスムーズにいく。わたしも身近な相談を受けるたびに、この順番の違いが後から大きな差になると感じてきました。
公募情報の調べ方と確認すべき場所
補助金の公募は、時期が決まっていて「気づいたら終わっていた」ということが起きやすい。定期的に確認できる場所を把握しておくと、動き出しが早くなります。
- 射水市公式サイト(産業・雇用の補助金ページ)
- 中小企業庁「ミラサポplus」(国の補助金を一括検索)
- 富山県公式サイト(令和7年度支援制度一覧)
- Switch IMIZU(射水市ビジネス支援センター)
- 射水商工会議所・射水市商工会のメルマガや案内
わたしなら、まず射水市公式サイトと商工会のどちらかをブックマークしておきます。案内が来るタイミングを逃さないためにも、メルマガ登録は早めにしておくと楽です。
補助対象経費で見落としやすい点
補助金には「対象になる経費」と「対象にならない経費」が明確に分かれています。機械設備や広告費は対象になりやすい一方、消耗品や人件費は対象外になることが多い。
よく迷うのが「まず買ってしまってから確認する」という動きです。先に購入した経費は補助対象から外れることがあるため、購入や契約より前に、補助対象かどうかを窓口で確認しておくのが基本です。
申請スケジュールの現実的な組み方
補助金の申請には、書類の準備や計画書の作成に予想以上の時間がかかります。公募が始まってから動き出すと、締め切りまでに間に合わないことも。
「何を・いつ・どのくらいの規模でやるか」をメモにまとめる。これが相談のベースになります。
使える制度の種類と、証明書取得が必要かどうかをこの段階で確認します。
公募期間の締め切りから逆算して、書類準備と計画書作成のスケジュールを組みます。
市役所の商工企業立地課(Switch IMIZU内)が申請窓口。提出前の書類確認にも対応しています。
公募が始まる前から動いておくのが、一番余裕のある進め方です。
資金計画で後から気になりやすいこと
補助金が採択されても、入金は事業が完了してから数か月後になることが多い。その間の運転資金をどう確保するかを、採択前に考えておくと後でバタバタしにくい。
補助金と融資の組み合わせを最初から想定しておくと、資金の流れが見やすくなります。融資については、日本政策金融公庫や北陸銀行など地域の金融機関に相談できる窓口があります。
よくある失敗と向かないケース
補助金に向いていないのは、「今すぐお金が必要で、入金を待てない状況」です。補助金は後払いが基本なので、急ぎの運転資金には向きません。融資や自己資金を先に確保する流れが現実的。
失敗しやすいのは、「採択率の高そうな補助金を先に探して、無理に事業内容を合わせようとする」ケースです。事業の中身と補助金の要件がずれていると、計画書を作る段階で行き詰まります。
公式情報の確認と問い合わせ先
補助金の内容は年度ごとに変わります。この記事の情報は参考として読んでいただき、実際に動く前には必ず公式窓口か公式サイトで最新情報をご確認ください。
- 射水市公式サイト:www.city.imizu.toyama.jp
- 射水商工会議所:imizucci.jp
- 射水市商工会:shokokai-imizu.com
- 中小企業庁「ミラサポplus」
問い合わせは、Switch IMIZU内の商工企業立地課(080-2387-6460)でも受け付けています。電話の前に「事業の内容と時期の目安」を一言メモしておくと、話が整理しやすいです。
情報収集を終えたあとの最初の一歩
補助金を調べていると、制度の多さに少し疲れることがあります。全部把握しなくても、今の事業内容に近そうな窓口を一か所だけ選んで、今週中に電話してみるだけで十分です。
わたしも身近な方から相談を受けるたびに「まず一か所に連絡してみるだけでいい」とよく伝えています。話を聞きにいくと、制度の全体像は思いのほか早く見えてくる気がしています。
「事業の内容と時期の目安」を紙一枚にまとめて、Switch IMIZUか商工会に持っていく。それだけで、今日の情報収集が少し前に進みます。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになったらうれしいです。













