【富山市】引っ越し補助金、移住支援金・家賃補助・住宅取得補助で何が違う?

富山市への引っ越しを考えていると、使えそうな補助制度がいくつも出てきて、どれが自分に当てはまるのか、申請のタイミングはいつなのか、頭の中がごちゃごちゃになりますよね。

富山県西部の地域情報メディア『いみず富山みつけ』でエリア担当をしているヨースケです。射水市在住で、パートナーと二人暮らし。転入してきた友人がこの手続きで迷っていた経験があって、自分なりに制度と相談窓口を整理してみました。

この記事では、富山市で転入・移住を考えている方に向けて、主な支援制度の種類と、実際に使える相談窓口・支援サービスを三つ紹介しています。

目次

富山市で探されやすい支援の全体像

「引っ越し補助金」と検索しても、出てくる制度はひとくくりではありません。富山市の場合、大きく分けると「移住支援金(転入後の就業・起業向け)」「家賃補助(まちなか転入向け)」「住宅取得補助」「空き家活用」の四つの流れがあります。

それぞれ対象者や申請窓口が違います。一つの制度でまとめて申請できるわけではない点が、最初に迷うところです。

移住支援金と家賃補助はどう違うか

迷いやすいのが、「移住支援金」と「家賃補助」の違いです。移住支援金は、東京圏(東京23区に在住・通勤していた方が主な対象)から富山市へ転入し、就業や起業をした方に現金を交付する制度です。引っ越し費用そのものへの補助ではありません。

家賃補助は、「まちなか」と呼ばれる市内の居住推進地区にある民間賃貸住宅へ転入した場合に家賃の一部を補助するもの。こちらは就業条件が移住支援金とは異なります。

両方使えるケースもあれば、片方しか対象にならないケースもあります。まず「どこから移住してきたか」と「どこに住むか」の二点が分かれ道になります。

移住支援金の主な対象条件を知っておく

富山市の移住支援金は、富山県と市が共同で実施している制度です(2026年5月時点)。転入前の居住地や就業先に細かい条件があります。

移住元の条件

転入前の直近10年のうち通算5年以上、東京23区内に在住か通勤していたことが基本条件です。

就業の条件

富山県が運営する就職マッチングサイト(就活ラインとやま)の対象求人への就業か、テレワーク、起業などの要件のいずれかを満たすことが必要です。

定住の意向

申請日から5年以上、富山市に住み続ける意向があることも条件に含まれています。

転入後1年以内に申請が必要です。住民票を移してから時間が経ちすぎると申請できなくなるため、転入のタイミングで確認しておく価値があります。

交付額の目安と子育て加算の有無

移住支援金の交付額は、単身で60万円、世帯(2人以上)で100万円が基本です。18歳未満の方を連れて移住する場合、対象年度の4月1日時点で18歳未満の方1人につき100万円が加算されます。

子育て世帯には実質的に手厚い設計になっています。ただし加算の計算方法や年齢条件は制度変更の可能性があるため、公式サイトか窓口で最新の内容を確認してください。

実際に使える相談窓口・支援サービス3つ

制度の内容が分かってきたら、次は「どこに相談するか」です。富山市への移住・転入を考えている方が実際に使いやすい窓口を三つ紹介します。

① 富山くらし・しごと支援センター(富山オフィス)

富山市湊入船町9-1 とやま自遊館2階(富山駅北口より徒歩5分)。電話:076-411-9179。月〜土曜日 9:30〜17:00(日祝・年末年始休み)。移住に関する就職支援、補助制度案内、くらしの相談を無料で受け付けています。東京・大阪・名古屋のオフィスでも対面相談可能。オンライン相談にも対応しています。

② 富山市移住相談窓口(企画調整課)

富山市新桜町7番38号 市役所東館5階。電話:076-443-2277。移住支援金の申請受付・要件確認が直接できる市の窓口です。制度の適用条件や年度ごとの変更内容については、ここに問い合わせるのが確実です。

③ 富山市居住政策課(住まいの補助担当)

富山市新桜町7番38号 市役所。電話:076-443-2112。まちなか住宅取得支援(住宅ローン借入額の3%、上限50万円)・家賃補助・空き家活用補助の窓口です。住まい関連の補助は制度ごとに手続きが異なるため、まず電話で状況を伝えると担当者に引き継いでもらえます。

わたしの友人が転入した際、移住支援金は企画調整課、家賃補助は居住政策課と窓口が別々で、最初どちらに電話すればいいか迷っていました。制度の種類によって担当窓口が違うという点が、実際に動き始めると最初の壁になりやすいです。

若者向け支援で見落としやすい条件

若者・子育て世帯定住支援事業(新築・購入時最大50万円の補助が目安)は、「申請時点で夫婦のいずれかが39歳以下」という年齢条件があります。まちなか家賃補助でも、居住地が「まちなか」の指定範囲かどうかが最初の確認事項です。

地図を見ただけでは境界が分かりにくいことがあります。市公式の「インフォマップとやま」か居住政策課への電話確認が早いです。

空き家活用支援はどう使えるか

富山市の空き家活用補助は、地域活性化を目的とした改修工事に対して費用の3分の2(上限500万円)が出る仕組みです(令和7年度は申請受付終了済のため、令和8年度の内容は居住政策課に確認が必要)。

中古住宅を取得してリフォームしたい場合は、「まちなかリフォーム補助事業」と「まちなか住宅取得支援事業」の併用申請が可能なケースもあります。先に窓口で要件を確認してから物件探しを進める順番のほうが、後で無駄になりにくい気がしています。

国の制度と富山市の制度を混同しない

検索で出てくる情報の中には、国の地方創生関連制度と富山市独自の制度が混在しています。移住支援金は国・県・市の連携事業ですが、家賃補助や住宅取得補助は市独自の制度です。

「移住補助金」という言葉でまとめて調べていると、対象地域や条件がバラバラのまま混ざってしまいます。制度ごとに窓口が違うことも。

制度名を一つひとつ確認してから動くと迷いが減りますよ

申請前に住民票移動のタイミングを確認する

移住支援金の申請は「転入後1年以内」という期限があります。先に就職が決まってから住民票を移す方も多いですが、転入日をいつにするかで申請期限が変わってきます。

また、事前申請が必要な制度も一部あります。転入前に「富山くらし・しごと支援センター」や市の窓口に電話しておくと、手続きの抜け漏れが減ります。

対象外になりやすいケースを知っておく

移住支援金で対象外になりやすいのは次のようなケースです。

  • 東京圏以外からの転入(対象外)
  • 移住元の在住・通勤期間が短い
  • 就業先が対象求人に未登録
  • 転入から1年超での申請
  • 指定範囲外の住所(家賃補助等)

Uターンで戻ってくる方は、東京圏在住歴の年数が条件を満たすか確認が必要です。帰省ベースで戻ってきた場合は特に注意が必要な点になります。

申請の流れと窓口への連絡の順番

移住支援金の申請窓口は企画調整課(076-443-2277)、家賃補助や住宅取得補助は居住政策課(076-443-2112)が別窓口になっています。まず「自分が使いたい制度がどちらか」を整理してから電話するとスムーズです。

STEP
自分の条件を確認する

移住元・就業先・住所の三点が制度ごとの分かれ目になります。

STEP
窓口か公式サイトで最新情報を確認する

制度の内容は年度ごとに変わる場合があります。転入前に一度問い合わせるのが確実です。

STEP
申請書類を準備して提出する

転入後1年以内が申請期限の制度が多いため、転入直後から動き始める方が余裕があります。

年度が変わると内容が変わる可能性がある

移住支援金のような国・県・市が絡む制度は、予算の上限に達した時点で申請受付を終了することがあります。2026年度中に申請を希望する方は、10月31日までに企画調整課へ事前相談することが案内されています(2026年5月時点の公式情報)。

令和8年度からはまちなか居住推進の対象が新築から中古住宅中心に変わるなど、内容の更新もありました。まとめサイトや記事の情報はあくまで参考にとどめ、公式サイトか窓口で確認するのが基本です。

動き始める前に、今日一つだけ確認する

制度の種類が多く感じるときほど、「全部まとめて理解してから動こう」となりがちです。でも実際は、自分が「どこから来て、どこに住んで、何の仕事をするか」の三点が決まれば、見るべき制度はだいぶ絞られます。

わたし自身、友人の話を聞いていて感じたのは、申請タイミングを逃すのがいちばんもったいないということでした。転入後に「あの制度、使えたかも」と気づいても、期限を過ぎていたらどうにもなりません。

今日できることは小さくていいです。富山くらし・しごと支援センター(076-411-9179)か市の窓口の電話番号を一つメモしておくだけで、次に動きやすくなります。この記事が、富山への転入を考えているみなさんの手がかりになったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「いみず富山みつけ」ヨースケ

射水市在住のヨースケです。地域情報メディア『いみず富山みつけ』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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