【射水市】ZEH補助金、国制度と市の制度で申請先はどう違う?

ZEH補助金を調べ始めると、国の制度なのか市の制度なのか、どこに申請するのかが最初から分からなくて迷う、という声をよく聞きます。制度がいくつかあって、対象条件も微妙に違うので、整理しないまま住宅会社に相談してしまうと話がかみ合いにくいことも。

射水市・新湊在住で、地域情報メディア『いみず富山みつけ』のエリア担当をしているヨースケです。仕事柄、住宅の補助制度を調べる機会があって、最初は制度の多さに正直困りました。この記事では、国と市それぞれの制度の枠組みと、申請前に確認しておきたい流れを順番に整理します。

ZEHの基本から、みらいエコ住宅2026事業・SII補助金・射水市の制度、そして実際に相談できる市内の住宅会社まで、一通り触れていきます。

目次

ZEH補助金とはどんな制度なのか

ZEH(ゼッチ)補助金とは、省エネ性能と創エネ性能の高い住宅を新築・取得する際に受けられる補助制度です。

国が推進するカーボンニュートラル目標の一環として設けられた制度で、断熱・省エネ・再エネの三つをセットで実現する住宅に補助金が出る仕組みです。ひとつの窓口で全部まとめて申請できるわけではなく、制度ごとに申請先や条件が変わる点が、最初に迷うところです。

ZEH住宅が満たす性能の目安

ZEHとして認められるには、断熱・省エネ・創エネの三つにそれぞれ数値の基準があります。

断熱性能(外皮基準)

断熱等性能等級5以上が必要です。

省エネ性能(一次エネルギー削減)

再エネを除いた削減率が20%以上必要です。

創エネ(再生可能エネルギー)

太陽光発電などで、再エネ込みの削減率100%以上が目安です。

ZEH+になると断熱等性能等級6以上・省エネ削減率30%以上と基準が上がります。どの区分を目指すかは、住宅会社と設計段階で確認することになります。

国の制度と市の制度は申請先が違う

迷いやすいのが、「国の補助」と「市の補助」が別々に存在しているところです。それぞれ申請先も条件も異なります。

国制度の中心は二つあります。一つはSII(環境共創イニシアチブ)が実施する「ZEH支援事業」、もう一つは国土交通省系の「みらいエコ住宅2026事業」です。射水市独自の補助は、市の窓口(観光まちづくり課)が担当します。

この三つが完全に独立して動いているため、申請先と条件を分けて把握しておくほうが、後から混乱しにくいです。

みらいエコ住宅2026事業の新築補助額

2026年度の国の住宅補助制度として「みらいエコ住宅2026事業」が動いています。住宅の性能区分によって補助額が変わる仕組みです。

住宅の区分補助額の目安(一般地域)
GX志向型住宅110万円/戸
長期優良住宅(子育て・若者世帯)75万円/戸
ZEH水準住宅(子育て・若者世帯)35万円/戸

富山県は寒冷地扱いとなる地域区分のため、補助額が上乗せになる場合があります。実際の補助額は地域区分と世帯要件の組み合わせで変わるので、申請前に公式で確認しておく必要があります。

SIIが実施するZEH支援事業の枠組み

SIIが運営するZEH補助事業は、みらいエコ住宅とは別に動いています。令和8年度の一般公募は、2026年5月21日から先着方式で受付が始まっています。

この制度を使うには、建築・設計を担当する会社がSIIに「ZEHビルダー/プランナー」として登録されていることが前提条件です。登録のない会社では申請できません。

交付決定前に工事に着手すると申請できなくなる可能性があります。住宅会社との打ち合わせで、手続きの順番を最初に確認しておくと安心です。

射水市内で相談できる住宅会社3選

ZEH補助金を活用するには、ZEHビルダー登録を持つ会社が関与することが必要です。射水市内・近郊で実績のある3社を紹介します。いずれも問い合わせ・見積もり無料で対応しています。申請条件や受付状況は変わる場合があるため、公式サイトや電話で最新情報を確認してください。

丸高木材株式会社(マルタカハウス)

ZEH・Nearly ZEH住宅対応。大正3年創業の木造住宅メーカーで、射水市川口997に所在。太陽光発電事業も展開しており、補助金活用の実績があります。営業時間8時30分~18時(年中無休)。電話:0766-82-5101。公式サイト:marutaka1.co.jp

株式会社赤井建設

高気密・高断熱の省エネ住宅と古民家再生を手がける工務店。射水市商工会議所登録企業。射水市海老江七軒1491に所在。新築・リフォーム・FPの家に対応。営業時間9時~19時。電話:0766-86-0071。公式サイト:akai3.com

株式会社ハウジング丸高

省エネ・耐震・バリアフリーのリフォームを主軸とする工務店。既存住宅の断熱性能向上工事にも対応。射水市片口374-1に所在。営業時間8時30分~17時30分。電話:0766-83-0378。公式サイト:h-marutaka.co.jp

わたし自身、仕事で現場に出ることが多いので、補助金対応の会社かどうかは最初の打ち合わせで聞いておくのが一番早いと感じています。

補助を受けやすい住宅の条件の目安

先に結論を言うと、補助対象になりやすいのは「ZEHビルダー登録のある会社が設計・施工する新築住宅」です。断熱等級5以上・省エネ削減率20%以上を設計段階から意識している会社かどうかは、早めに確認しておくと動きやすいです。

  • 断熱等性能等級5以上の設計
  • 一次エネルギー削減率20%以上
  • 太陽光発電などの再エネ設備の搭載
  • ZEHビルダー登録のある会社が関与
  • BELS評価書または設計性能評価書の取得

補助金ありきで住宅性能を決めると、コストが先行してしまうことも。性能の計画を先に固めて、そこに補助金を組み合わせる順番のほうが、わたしは無理がないと感じています。

申請のタイミングと手続きの大まかな流れ

SIIのZEH支援事業は先着方式なので、予算に上限があります。年度の途中でも受付が終わることがある。

STEP
住宅会社を選び、ZEHビルダー登録の有無を確認する

登録のない会社では申請できないため、最初の選定時に確認します。

STEP
設計段階でZEHの性能区分を決める

ZEH・ZEH+・ZEH水準のどの区分を目指すか、設計初期に方向を決めます。

STEP
交付決定前に申請手続きをする(工事着手前)

交付決定後でなければ工事に着手できない制度もあります。

STEP
中間報告・完了実績報告を期限内に提出する

期限内に完了報告ができないと、補助金を受け取れなくなります。

みらいエコ住宅2026事業も同様に、交付申請から完了報告までの流れがあります。制度ごとに手続きのタイミングが違うので、住宅会社と事前に流れを確認しておくと安心です。

住宅会社に最初に聞いておきたいこと

わたしが仕事の現場でよく見るのは、補助制度のことを住宅会社に任せきりにして、後から「あの制度は使えなかった」となるパターンです。

最初の打ち合わせで確認しておくと楽なのは、「ZEHビルダー登録があるか」「みらいエコ住宅2026事業に対応しているか」「補助申請の手続きを代行してもらえるか」の三点です。ここは先に聞いておくと、後で焦らなくて済みます。

ZEHビルダー登録があるか、最初の打ち合わせで確認するのが一番早いです

予算枠と受付終了に注意したい理由

SIIのZEH支援事業は先着方式のため、予算枠が上限に達した時点で受付が終了します。年度の途中でも締め切られる場合があります。

富山県の「富山型高性能住宅推進事業費補助金」は、令和7年度の受付がすでに終了しています。令和8年度の動向は富山県の公式ページで随時確認が必要です。

住宅計画が固まってから補助金を調べ始めると、タイミングが合わないこともある。住宅会社と並行して動くほうが、受付期間に間に合いやすいです。

射水市で確認できる窓口と相談先

射水市独自の補助制度(いみず住まい等応援事業補助金)の窓口は、射水市役所の産業経済部 観光まちづくり課です。電話番号は0766-51-6676です。

国制度(みらいエコ住宅2026事業・SII補助)は住宅会社経由で手続きが進むことが多いですが、内容を事前に理解しておくと打ち合わせがスムーズです。富山県の制度については、富山県庁の建築住宅課でも案内しています。

公式情報を確認するときの見るべき場所

補助制度は毎年度改定されることがあります。古い情報を参考にしたまま手続きに進むと、条件が変わっていて対象外になることもあります。

  • SII公式サイト(ZEH支援事業の公募要領)
  • 国土交通省の住宅省エネキャンペーン公式
  • 射水市公式サイト(観光まちづくり課ページ)
  • 富山県公式サイト(建築住宅課ページ)

まとめサイトの情報は分かりやすい反面、年度が変わると内容が古いままのものもあります。判断の中心は公式の公募要領に置くほうが、後悔しにくいです。

よくある失敗と向かないケース

見落としやすいのが、「住宅会社がZEHビルダー登録をしていなかった」という失敗です。会社選びの段階で確認していれば防げます。

また、ZEH水準住宅向けのみらいエコ補助(35〜60万円)は子育て世帯・若者夫婦世帯が対象です。世帯要件を満たさない場合は、GX志向型住宅の補助(110〜125万円)を検討することになります。

補助金ありきで住宅性能を決めると、性能よりコストが先行しがちです。性能の計画を先に固めてから補助金を組み合わせる順番のほうが、わたしは無理がないと感じています。

調べ始めたら、まず一つだけ確認してみてください

住宅計画が少し形になってきたタイミングで、候補の住宅会社がZEHビルダー登録を持っているかどうかを確認するだけで、制度が使えるかどうかの見通しがかなり変わります。今日でも数分あれば、SIIの公式サイトで登録業者を検索できます。

射水市の補助(いみず住まい等応援事業補助金)は、国のZEH補助とは申請先が別です。二つを並行して進められる場合もあるので、市の窓口に一度連絡してみると、自分の計画に当てはまるか確認しやすいです。

制度を全部把握してから動こうとすると、受付が終わっていたという話も現場ではよく聞きます。「ZEHビルダー確認」とメモしておいて、今週の打ち合わせで一つ聞いてみるだけで、かなり楽になると思います。気軽に動いてみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「いみず富山みつけ」ヨースケ

射水市在住のヨースケです。地域情報メディア『いみず富山みつけ』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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